VOCALOIDの青いお兄さん中心に好き勝手に書き散らしてるブログ。オフライン情報がメイン。
作品はピクシブにて公開中。ジャンル雑多になりつつあります。
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5月頭のイベント合わせの本を書いておりまして、それが終わるまでこちらのほうに着手できないかと思われます……。
上手く時間配分が出来ない人間なので、せっかくサーチから来ていただいた方には申し訳ありません……。
程よいグダグダ&考えている本編でここまで行くのは時間がかかるとは思いますが、
お互いがいる生活に慣れてきた二人の一コマを置いておこうかと……。
このブログを開設するきっかけにもなったSSです。
エクストラ、ということで楽しんでいただけたら幸いです。
上手く時間配分が出来ない人間なので、せっかくサーチから来ていただいた方には申し訳ありません……。
程よいグダグダ&考えている本編でここまで行くのは時間がかかるとは思いますが、
お互いがいる生活に慣れてきた二人の一コマを置いておこうかと……。
このブログを開設するきっかけにもなったSSです。
エクストラ、ということで楽しんでいただけたら幸いです。
右、左、右、左、右……。うろうろしたかと思えば、パソコンの前に座り、親の
敵のようにディスプレイを睨み付けている。
そして、数分経ってからファイルをいじり始めては、手を止めるる。
ここ一週間のマスターの行動だ。
なにかの締切が近いらしいのだが、納得行くものが出来ずにいるらしい。
「マスター、落ち着いて取り組んだほうがいいですよ?」
「わかってるんだけど、こう常に時間に終われてる感覚が……」
なのに、イマイチまとまらないーっ!と叫ぶマスターに苦笑を浮かべる。
この人はいつもそうだ。なにか一つのことに集中しすぎて、息抜きも上手く出来
ずにいる。
俺の調教のときもやたらと厳しい。
英語の発音が苦手だと言っているのに、何時間も喋らされたときは流石に泣きそ
うになった。――まぁ、お陰でそれなりには聞こえるようになったけれど。
良くいえば一生懸命。悪くいえば融通が利かない、と言うのだろうか?
「気分転換になにか歌いましょうか?」
「あー……ありがたいけど、いい。よけいぐるぐるしそうだ」
俺が唯一出来ることもあっさりと却下される。
「……甘いもん食べたら落ち着くかもなー」
そう椅子にもたれて背伸びをしながら独り言のように呟く。
一人になりたいのかもしれない。
「それじゃ俺買ってきますよ。何味がいいですか?」
「ミルクティーかキャラメル」
……普段買うのより、高いメーカーじゃないですか? 相当疲れてませんか?
少し笑って、マスターに近づく。もたれかかりながら、無謀に伸びているマスターに向かって、
「行ってきます」
と触れる程度に唇を合わせた。
「なっ……おまっ!」
どんどん赤くなっていくマスターに笑顔を見せると、俺は部屋を出た。
ドアを閉める瞬間、「このバカイトーっ!」という叫びとなにかが床に落ちる音が聞こえたが、気にしないことにした。
気にならないといえばうそになるけれど、ドアを開けた瞬間に予想外の報復をされそうだ。
これで少しは嫌でも気は紛れるだろう。
「さてと……」
なるべく早く――それなりに気分が落ちつたころを見計らって、帰ってこよう。
買ってきたアイスを少し不機嫌なマスターに差し出して、一緒に食べて、そのあとはまたあなたの作業を見守っていよう。
それが今の俺に出来ることだから。
敵のようにディスプレイを睨み付けている。
そして、数分経ってからファイルをいじり始めては、手を止めるる。
ここ一週間のマスターの行動だ。
なにかの締切が近いらしいのだが、納得行くものが出来ずにいるらしい。
「マスター、落ち着いて取り組んだほうがいいですよ?」
「わかってるんだけど、こう常に時間に終われてる感覚が……」
なのに、イマイチまとまらないーっ!と叫ぶマスターに苦笑を浮かべる。
この人はいつもそうだ。なにか一つのことに集中しすぎて、息抜きも上手く出来
ずにいる。
俺の調教のときもやたらと厳しい。
英語の発音が苦手だと言っているのに、何時間も喋らされたときは流石に泣きそ
うになった。――まぁ、お陰でそれなりには聞こえるようになったけれど。
良くいえば一生懸命。悪くいえば融通が利かない、と言うのだろうか?
「気分転換になにか歌いましょうか?」
「あー……ありがたいけど、いい。よけいぐるぐるしそうだ」
俺が唯一出来ることもあっさりと却下される。
「……甘いもん食べたら落ち着くかもなー」
そう椅子にもたれて背伸びをしながら独り言のように呟く。
一人になりたいのかもしれない。
「それじゃ俺買ってきますよ。何味がいいですか?」
「ミルクティーかキャラメル」
……普段買うのより、高いメーカーじゃないですか? 相当疲れてませんか?
少し笑って、マスターに近づく。もたれかかりながら、無謀に伸びているマスターに向かって、
「行ってきます」
と触れる程度に唇を合わせた。
「なっ……おまっ!」
どんどん赤くなっていくマスターに笑顔を見せると、俺は部屋を出た。
ドアを閉める瞬間、「このバカイトーっ!」という叫びとなにかが床に落ちる音が聞こえたが、気にしないことにした。
気にならないといえばうそになるけれど、ドアを開けた瞬間に予想外の報復をされそうだ。
これで少しは嫌でも気は紛れるだろう。
「さてと……」
なるべく早く――それなりに気分が落ちつたころを見計らって、帰ってこよう。
買ってきたアイスを少し不機嫌なマスターに差し出して、一緒に食べて、そのあとはまたあなたの作業を見守っていよう。
それが今の俺に出来ることだから。
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